明日ついに帝王切開!
怖いぞ!
未知だぞ!
よし発想を変えよう!
実は全然怖くねーし!
ゆっとけば周りが優しくしてくれるからゆってるんであって全然怖くねーし。
実は大したことないかもしんねーし。
未知とかゆって、うちの猫さんにヤられたときのほーがぜってーいてーし!
息子よ。
たった今的確に筋腫を狙って蹴って、母を唸らせた息子よ。
とりあえず無事に生まれろ。
それなりに健康に育て。
明日の昼過ぎ、お前の世界にいきなり風が入ってきて、バアッと眩しく明るくなる。
たぶん今いる所より、メッチャ寒くてビビる。
問答無用で肺呼吸しなきゃいけないけど、ひゃっくり頑張ってたお前なら出来る。
ふざけんなよと思うだろうけど、しゃーない。
ギリギリまでそこにいたら、いざお前が外に出るべって思った時に、大量出血でお前も母ちゃんもthe endよ。
母ちゃん、お前の父ちゃんに、元気なお前を会わしてやりたいんだよ。
母ちゃんだって、お腹に感じるだけじゃなくて、お前をこの目で見て、抱っこして、泣かれたり笑われたりされたいんだよ。
本当のこと言うと、シャバはダルくてさみしくてとても怖い面倒な場所なんだ。
母ちゃんお前に嫌な思いして欲しくないのに、なんでわざわざこっちに来て欲しいのか、会いたいって気持ち以外、正直自分でもよくわからない。
でもお前を待っている人が何人もいるよ。
試しに来てみなよ。
明日はよろしく。